1970-04-23 第63回国会 衆議院 地方行政委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
そうすることによって六十万件に及ぶ、しかも成人に比べて違反の高い少年交通事件を、一方で累犯をやるあるいは危険な運転をやる、こういったものについては、今日の家庭裁判所において従来以上により徹底した個別的、具体的な教養措置を講じていただき、軽易、定型的なものは反則金という制度によって反省の機会を与える。
そうすることによって六十万件に及ぶ、しかも成人に比べて違反の高い少年交通事件を、一方で累犯をやるあるいは危険な運転をやる、こういったものについては、今日の家庭裁判所において従来以上により徹底した個別的、具体的な教養措置を講じていただき、軽易、定型的なものは反則金という制度によって反省の機会を与える。
次に、少年交通事件の特色等について申しますと、業務上過失致死傷事件が、昭和四十三年から窃盗を抜き首位に立ち、毎年増加していること、一般に無免許運転を犯す率が高いことなどがあげられます。
しかしながら、少年交通事件の関係は御指摘のように単に件数の増減のみでとらえることはできないということは、お説のとおりであると私どもも考えております。
○稲葉誠一君 少年交通事件の処理のために、判事補十名、書記官二十九名、調査官十九名、計五十八名の増員要求をして、これは全然認められないわけですね。少年交通事件は、横ばいになっておるんですか、あるいはふえておるんですか。
またこのほかに交通事件処理のための簡易裁判所判事三十五名、書記官五十名、事務官七十八名、少年交通事件の処理として判事補二十名、家庭裁判所調査官百九十二名、書記官五十二名、事務官六十六名、家庭事件の適正円滑のための家庭裁判所調査官の増員五十名、要員の増員四百十五名、その他合計して千二百八十二名の増員を要求いたしました。
また、このほか交通事件処理のための簡易裁判所判事三十五名、書記官五十名、事務官七十八名、少年交通事件の処理といたしまして判事補二十名、家庭裁判所調査官百九十二名、書記官五十二名、事務官六十六名、家庭事件の適正円滑化のための家庭裁判所調査官の増員五十名、用人の増員四百十五名等、合計千二百八十二名の増員を要求いたしまして折衝を重ねた次第でございます。
○高田なほ子君 御記憶願いたいことは、今までも家庭裁判所で少年交通事件の審判をやられるのですが、面接審理をして、いわゆるケースワーク的な処理をされるケースははなはだ少ないと聞いておる。これでは家庭裁判所の値打がなくなってしまう。問題は、調査官が足りないところにこのような欠陥が出ているので、私はこれを指摘しているわけで、これをひとつ御記憶にとどめておいていただきたい。
○最高裁判所長官代理者(市川四郎君) 先ほど来、高田委員から東京の少年交通事件の取り扱いについて、非常に理解のあるお言葉をいただきまして、私どもとしては非常にありがたく思っております。私どもといたしましても、現在の調査官の負担がかなり重いものがある。こういうことは十分認めております。
○大川光三君 違反少年を集めて教育をするとか、訓練をするとかいうのもけっこうでありますが、私はこの少年交通事件が頻発するというのにはまあ二つの原因があると考えます。その一つは、少年自身がまあスリルを楽しむといいますか、スピードを楽しむといいますか、また、少年の若さから無謀にスピードを出したりして交通違反をやるというのも一つあります。